ピーナッツは血糖値のコントロールに役立つ!

2013/07/25

日本ピーナッツ協会よりみみより情報。

ピーナッツの効用が明らかにされています

Health & Nutrition Research
「健康と栄養に関するリサーチ」

Peanuts Decrease the Risk of Type 2 Diabetes
ピーナッツが2型糖尿病発症のリスクを軽減食事は2型糖尿病発症のリスクの軽減と合併症の管理の両方の側面において、重要な役割を果たすと考えられています。ピーナッツとピーナッツバターが、血糖値のコントロールする上で良い影響を与え、糖尿病発症と合併症のリスクの軽減に役立つことが証明されています。1日にほんの一握りのピーナッツ、またはスプーン1杯分のピーナッツバターを摂取するだけで、その効果を得ることができるのです。
Harvard School of Public Health(ハーバード公衆衛生大学院)が行った重要な研究によって、ピーナッツとピーナッツバターの摂取頻度が高いほど、2型糖尿病発症のリスクが軽減されることが明らかにされました。1週間に1回から4回、1オンス(約28g)のピーナッツまたは大さじ1杯分のピーナッツバターを摂取した治験参加者は、2型糖尿病発症のリスクがおよそ10%軽減されました。そして1週間に5回以上1オンスのピーナッツまたはテーブルスプーン1杯分のピーナッツバターを摂取した参加者の間では、リスクは25%以上軽減されました(*1 Jiang, 2002年)。さらに別の大規模な研究では、赤身の肉の代替としてピーナッツを毎日摂取することで、2型糖尿病発症のリスクが21%軽減されたという結果が出ています(*2 Pan, 2011年)。
Peanuts Help Control Blood Sugar
ピーナッツが血糖値のコントロールに貢献GI(グリセミックインデックス)は、異なる食品から同等量の炭水化物を摂取した後に、血液中のブドウ糖とインスリンのレベルがどれくらい上昇するかを比較するために使われる数値です。消化に時間がかかり血液中に少しずつ糖分が放出される食品のGIは低めになります。食品のGIは100段階で表され、100は食品のGIが最高レベルであることを意味します。GIが14のピーナッツは、GIの低い食品とされています(*3 Jenkins, 1981年)。
GL値(グリセミックロード)は血糖値最上昇値(spikes)の評価に使われますが、標準的な炭水化物摂取量ではなく、各食品の提出量を示すものとして使われます。それはどの食品がどれくらいの血糖値を示すかの指標になります(*4 Salmeron, 1997年)。

GIとGLの高い食品は、摂取された直後に血液中のブドウ糖およびインスリンのレベルを急激に上昇させます。その後、血糖値は食品が摂取される前よりも低いレベルに落ち込みます。このような血糖値の急激な低下は疲労感やさらなる空腹感をもたらします。そして、血糖値のめまぐるしい上昇、低下のサイクルは、糖尿病前症や糖尿病への進行の原因となります(*5 Jenkins, 1981年)。GIの低い食品は、糖尿病患者におけるグルコースのコントロールを長期的に大幅に改善する手助けをし、薬と同等の効果を発揮します(*6 Ajala, 2013年)。
ピーナッツとピーナッツバターはともに、血糖値のコントロールにプラスの影響を与える体に良い油脂分、タンパク質、そして繊維を含んでいるため、GIとGLの低い食品です。ピーナッツが健康な人、および2型糖尿病患者の血糖値のコントロールに役立つということがリサーチによって明らかにされています(*7 Kirkmeyer, 2000年およびJenkins, 2011年)。さらにピーナッツとピーナッツバターは、炭水化物の含有量が高い食品またはGLの高い食品とともに摂取された際に、血糖値の急激な上昇を緩和する手助けをすることも研究によって証明されています(*8 Johnston, 2005年)。
間食としてピーナッツを摂取することは、食間の血糖値の維持に役立ちます。ある研究では、炭水化物の含有量が高い食品の代わりにピーナッツを間食として摂取することで、2型糖尿病の男性患者および女性患者において血糖値がよりよくコントロールされ、コレステロール値が低下しました(*9 Kirkmeyer, 2000年およびJenkins, 2011年)。
最近行われた研究では、2型糖尿病の発症リスクの高い女性に、朝にピーナッツとピーナッツバターを摂取してもらったところ、1日を通じて血糖値に対するプラスの効果が見られました。朝食に1.5オンス(約42.5g)のピーナッツまたはピーナッツバターを摂取することで、1日の早い時間において血糖値の急激な上昇が抑制されただけでなく、摂取から何時間もたってからもその効果は持続し、研究の参加者がピーナッツまたはピーナッツバターを含まない、炭水化物を多く含む昼食を取った後も血糖値のコントロールに良好な効果が確認されました。(*10 Mattes, 2012年)。
Peanuts are a Good Source of Magnesium
ピーナッツはマグネシウムの良き供給源マグネシウムが、体内におけるインスリンの放出とインスリンの効果にプラスの影響を与えるため、糖尿病発症のリスクの軽減において重要な役割を果たすことが証明されています(*11 Mooren, 2011年)。FDA(食品医薬品局)によれば、ピーナッツには1日の摂取量の12%に当たるマグネシウムが含まれ、このためピーナッツは“マグネシウムの優れた供給源”とされています。ある研究では、3週間、毎日ピーナッツを摂取した参加者の間で、マグネシウムの摂取量が上昇しただけでなく、血液中のマグネシウムの濃度も推奨レベル以上に上昇したことが確認されています(*12 Alpher, 2003年)。
マグネシウムの摂取量が少ないことが糖尿病発症のリスクの増加に関連していることを示す研究もあります。(*13 Lopez-Ridaura, 2003年)。さらに別の研究ではマグネシウムの摂取量が少ないことと2型糖尿病の発生率の高さを関連づける結果が出ています(*14 Larsson ラルッソン, 2007年)。
またマグネシウムは、全年齢層においてメタボリックシンドローム、炎症、インスリン抵抗性に影響を与えます。さまざまな研究で、マグネシウムの不足と子供におけるインスリン抵抗性との関連性(*15 Huerta ウエルタ, 2005年)、およびマグネシウムの不足と中高年層の炎症、メタボリックシンドロームとの関連性(*16 Song ソング, 2005年)が明らかにされています。
以上

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