ブルーベリーとイチゴ
最新の研究によると、ベリー類をたくさん食べる女性は、年齢を重ねた後も認知機能低下のリスクが低いことが判明しました。
これなら楽しく対策ができそうですね! アメリカの健康専門ニュースサイト『MyHealthNewsDaily』から、ブルーベリーとイチゴが認知機能低下の予防に役立つという研究結果をお送りいたします。
この研究は、ハーバード大学医学部とその付属病院の1万6,000人の女性のデータを用いて行われたもので、被験者は、健康と生活スタイルに関するアンケートに回答した上での参加となっています。
1976年から集められてきたデータを用いて、1995年~2001年の間に2年ごとに、平均年齢74歳の被験者の認知機能を調査したというものです。
「本研究は、ベリー類の摂取が、高齢女性の認知機能低下の進行を遅くすることに関する、初めての疫学的根拠となります」と、ハーバード大学医学部講師で、研究チームのエリザベス・デボア氏はこのように述べています。
それにしても、なぜブルーベリーやイチゴが認知機能によいのでしょうか?
研究によると、ブルーベリーやイチゴには、フラボノイドという物質が豊富に含まれており、このフラボノイドに効果があるそうなのです。
ストレスや炎症は、認知機能に悪影響を及ぼす可能性があるのですが、フラボノイドには抗酸化効果と抗炎症効果があり、フラボノイドを多く摂取することで、認知機能への影響を軽減することができるというわけです。
今までの研究で、フラボノイドの一種のアントシアニンを使った実験でも、アントシアニンを大量に摂取することで、認知機能の向上が見られるという結果が出ています。
もちろん健康状態や、運動など他の生活習慣の影響も大いに関係すると考えられていますが、アントシアニンを含むフラボノイドを多く摂ることが、認知機能に良い影響を与えるのですね。
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