緑茶で予防

2014/05/16

緑茶の成分に認知症の予防効果か
5月15日 13時13分

緑茶を飲む頻度が高い高齢者ほど認知機能が低下する割合が低くなったという調査結果を、金沢大学の研究グループがまとめました。研究グループは、緑茶に多く含まれるカテキンなどの成分に認知症を予防する効果がある可能性があるとしています。

金沢大学神経内科の山田正仁教授の研究グループは、認知症ではない60歳以上の723人を対象に緑茶を飲む頻度などをアンケートし、5年後に追跡できた490人について、認知機能の状況を調べました。
その結果、認知機能が低下し認知症の予備軍と言われる軽度認知障害や認知症と診断されたのは、緑茶を全く飲まないと答えたグループでは、138人のうち43人で31%、週に1回から6回飲むグループでは195人中29人で15%、緑茶を毎日飲むグループでは157人中18人で11%でした。
研究グループは、緑茶を飲む頻度が高いほど認知機能が低下する割合が低いという結果になったとしたうえで、緑茶に多く含まれるカテキンやミリセチンなどのポリフェノールの一種が、認知機能の低下を防ぐ効果がある可能性があるとしています。
山田教授は「緑茶に含まれる成分の研究を進めて、認知症の予防につなげたい」と話しています。

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